【『復習』で大事なポイントとは?】Vol.6

今回は成績アップの重要なポイントの1つである『復習』についてお話したいと思います。

学校の授業以外で行う勉強には、学校や塾で新しくならうことを事前に勉強する『予習』と、習ったことを繰り返し勉強する『復習』がありますが、特に小学生・中学生の皆さんの成績アップには『復習』が重要です。
成績アップには、学習した内容を「記憶」する必要がありますが、この『復習』が大変重要な役割を果たします。

【『復習』で大事なポイントとは?】

それでは、『復習』するときに大事なポイントを少しお伝えします。
それは、頭を使って「思い出す」ように復習することです。テキストを書いたり読んだりして覚える(インプット)だけでは、なかなか記憶は定着しません。
解き直したり、テストしたり、人に教えたり(アウトプット)という思い出す作業を多くすることで、私たちは記憶から情報を何度も取り出そうとします。何度もアウトプットを繰り替すことで記憶が鍛えられて強固になっていくのです。

例えば、英単語を覚えるとき、「ひたすら15分ノートに書く」のではなく、「5分で覚え、その後テストを行うこと」を3回繰り返してみましょう。同じ時間を使って、アウトプットの時間を増やすイメージです。

また、社会の歴史を覚える際には「奈良時代の人物」などテーマと覚える時間を決めて取り組みます。
その後、覚えたことを書き出すテストをしてみましょう。
短時間で覚えてテストを繰り返すことで、少しづつ覚えて行けると思いますよ。

他にも、数学では、問題を見て「問題文のどこを見てどうやって式をつくるか」を思い出すようにしましょう。
また、間違えた問題とその解答を見てこの時なぜ間違えて、本当はどう考えるべきだったのかを思い出す癖をつけましょう。

 

ここで少し注意することがあります。「集中して思い出す(=脳が色々な働きをする)のが大事」なのであって、書くこと/見ることなど、「〇〇することがダメということではない」ということです。
ぼんやりと頭を使わずに作業にしてしまえば、すべて意味は無いですし、しっかり思い出すように勉強できれば、多くの勉強方法には意味がうまれます。むしろその場合は、「書くこと」「読むこと」は非常に良い暗記法です

少し難しい話かもしれませんが、参考にしてみてくださいね。


個別指導アクシス海田校責任者 中村 有裕