【中学入試:受験前日の親の過ごし方】Vol.15

早い中学校では昨年度末から、そして本格的には1月上旬より広島の中学校入試が始まっています!ここまできたら、あと少し。
今回は、受験直前の過ごし方、受験当日の心構えなどをお伝えいたします。1か月後に控える、高校入試のみなさんも、ぜひ参考にしてみてください。

 

【普段通りが一番!】
受験前日だからといって特別なことをする必要はありません。いつもと同じように普段通り子どもと接しましょう。親が緊張することで、子どもがより不安定になってしまいます。また過度なプレッシャーをかけないよう、入試の話ばかりせず、子どもの好きな話など、リラックスできる雰囲気を心がけてください。
もちろん、一番不安なのは、お子さま自身です。不安な表情や言葉があるようなら、親は慌てずに耳を傾けてあげてください。

 

【前日は、難しい内容の勉強はしない!】
前日は、勉強時間もいつもと同じで大丈夫!前日は不安になって、遅くまで勉強してしまいそうですが、前日に急に成績があがることはありませんので、これまで頑張ってきた自分を信じて、早めに寝るようにしましょう。また、前日になって難しい問題に取り組み、不安になってしまうお子さまがいます。前日は、理科や社会などの暗記科目の確認がおすすめです!

 

【明日の持ち物を必ずチェック!】
受験前日に、必ず持ち物を確認してください。何か不足があった場合、前日までに準備すること!子ども任せにせず、親が一緒に確認を行ってください。特に忘れやすいのは以下のものです。
「受験票」…必ず前日までにカバンに入れましょう!
「筆記用具」…ギリギリの数ではなく、必ず予備を含めて用意してください。消しゴムがなくなった、鉛筆が折れた、などのアクシデントは受験に起こりがちです。受験に起こりがちなトラブルで精神的に不安にならないよう、余裕をもって準備させてください。
「防寒着」…受験は寒い季節に行われます。会場の気温に合わせて脱ぎ着しやすい防寒着の持参をおすすめします。飲み物持参OKの場合は、温かい飲み物がおすすめです。

 

【着る服を決めておく!】
制服での受験なら必要ありませんが、私服の小学校の場合、当日着る服は必ず事前に準備させてください。翌日になって着る服で迷う時間は省略しましょう。当日はできるだけ予定より早く出発するのが理想です。省ける時間は前日までに省いておきましょう。

 

【余裕のあるタイムスケジュール!】
前日のうちに、朝起きてからのタイムスケジュールを必ず確認しましょう。「起きる時間」「着る服」「バスの時間」「到着予定時間」などお子さまと一緒に確認しましょう。
そして、当日は余裕をもった時間に出発してください。交通トラブルが起こる場合もあります。公共交通機関の遅延、忘れ物、体調不良など事前に「こういう場合はどうする」というトラブルマニュアルを作っておくと安心かもしれません。

 

さて、ここまでくれば当日は元気に笑顔で見送ってあげてください。いつもと同じように朝ご飯をつくって、少し予定より早く出発させてあげられればと思います。お子さまがいつもと同じようにリラックスして入試に向かい、いつも通りの実力を発揮できるよう祈っています!

個別指導アクシス広島市本部 鎌田真弓