【「自己表現」の準備は始めていますか】Vol.14

令和5年度の広島県公立高校入試で大きな変更点として注目された「自己表現」。
個別指導アクシスでも面接指導のサポートをおこなっていますが、ほとんどの生徒が不安や心配を口にします。
今回は生徒からよく聞く不安ポイントについてお話します。

 

不安ポイント①

「自分には表現することなんてない・・・」 
⇒ 本当にそうですか?

例えば、あなたの字を「きれいで読みやすい」とほめてもらったことはないですか?
もしかして小学生のときに習字を習っていたりしませんか?
現状で続けてはいなくても、「字」というテーマを掘り下げることは可能です!

例えば、毎日欠かさずログインするゲームはないですか?
あなたはなぜ「毎日」「欠かさず」ゲームをするのでしょう?
そのゲームのどこに魅力を感じていますか?
深く考えればゲームも発表の材料になりえます!

このように「なぜ?」「どうして?」「どんな?」を掘り下げてみれば自然と話のタネは生まれてきます。自分ひとりじゃ思いつかないなら、周りのひとに聞いてみるのもいいでしょう。

 

不安ポイント②

「人前で話す経験が少なくて自信がない・・・」 
⇒ 備えあれば憂いなし! 何度も練習をしよう!

いくら完璧な原稿があったとしてもぶっつけ本番では当然うまくいきません。入退室マナー、声の大きさ、話し方など事前に知っておくべきことはたくさんあります。
学校でも練習する機会はありますが、面接官役が変われば雰囲気も変わります。なるべくたくさん練習の機会を持つといいでしょう。
もし人に頼むことが恥ずかしかったら、ひとりで暗唱したり、スマホで録音したりするのも効果的です。ひとりで練習して自信がついたら、周りの大人に面接官役を頼んでみてください。

繰り返しになりますが、練習をしてしすぎることはないです。入試本番で「いつも通り話せた!」「練習より緊張しなかった!」となるくらい備えておきましょう!

昨年度、広島県教育会が行った「自己表現」について行ったアンケートでは、受験生の概ねの生徒が「できた」「それなりにできた」と回答しています。もちろん学校でもたくさん練習するでしょうから、事前準備をしない人はいないと思います。あまり恐れることなく、練習通り自信をもって本番に向かってください。

受験生にやや負担が増えた自己表現制度ですが、実はメリットもありそうです。昨年度の受験生に聞き取ったところ「自分の将来を考えるきっかけになった」「自分がどんな人間か見つめ直すきっかけになった」などの肯定的な意見も多く、さらに推薦での入学が拡大している大学入試において役立つ経験にもなりそうです。

私自身も学生時代は面接に苦手意識がありましたが、アクシスで面接指導にあたる度、みんなそれぞれに素敵な部分があることを思い知り、練習を重ねてスラスラと話す姿をみて、こちらまで嬉しくなることが多くあります。
この記事を読んでくれたみなさまも、ぜひ自信をもって挑戦してほしいと思います。

個別指導アクシス福山校 池田ひかり