【中学校の延長ではない!スムーズな高校生活の始め方】Vol.16

中学生のみなさん。特に中学3年生の皆さん、いよいよ高校入試の本番が近づいていますね。アクシスでも、受験生の皆さんが、それぞれの課題に向き合い、残りの時間に最大限実力アップするべく日々、本当によく頑張っています。

 

さて、みなさんは高校入学後の生活にどのようなイメージを持っていますか?
「勉強が大変そう」「文化祭や体育祭を楽しみたい」「部活を頑張りたい」など様々だと思います。なかでも、勉強面になんとなく不安を感じている中学生さんが多いのではないでしょうか。
今回は、この高校生活から勉強面に焦点をあてて話をしていきます。
今なんとなく不安を抱いている中学生のみなさん。ぜひ、記事を読んで高校1年生のスタートから具体的な行動をして、不安を払拭していきましょう。

 

【ポイント①:早めの学習スタイルの確立を】

高校生の学習量は、中学生時代の23倍、いやいや5倍くらいと答える先輩がいるほど。部活もやりながら、この学習量を身につけることは簡単なことではありません。何も対策をしていなければ、やる気が失せることもあり得ます。最初の定期テストに向けて、壁にぶつかって足踏みするか、乗り越えていいスタートを切るか。壁を乗り切れるように学習スタイルを早めに確立させることが大切です。
中学校の時とは違い、通学距離が長くなり、帰宅時間もぐっと遅くなるお子さまもいますね。図書館や塾の自習室など、放課後に集中して効率よく学習できる場所を早めに決めて、高1のうちから学習習慣は身に付けておいてください。高1からコツコツ始めている子が、受験生で有利になっているのは間違いありません。

 

【ポイント②:高校1年生の成績で志望校が決まる】

前述した通り、高校生の学習量は一気に多くなります。また、高校が中学校と大きく異なる点は、高校は同じくらいの学力の生徒の集まりである、ということ。中学校で上位成績をとっていたとしても、高校でも同じように上位の成績を収められるとは限りません。
一般的には、高校1年生の時の学校の成績は、高校3年生まで大きく変わらないといわれています。だからこそ、高校1年生での成績が志望校を決める、といっても過言ではないです。高校1年生で手を抜いて、2年生3年生で取り返そうとすると志望校は遠ざかっていきます。
昨今は、総合型選抜や学校推薦型選抜の定員数が増えてきています。高校1年生のうちから、成績をきちんとおさめることで受験方法の選択肢が増えます。後々のことを考えて、高校1年生のうちから本格的な行動をしていきましょう。

 

【ポイント③:志望校の正しい情報収集をしよう】

高校受験が終わったばかりなのに、もう大学受験・・・と思う方もおられるかもしれませんが、多くの高校では1年生の6月に来年度からの受講コース選択があります。簡単に言うと「どこの大学に進学するのか」を問われるのです。文系、理系の選択や理科、社会の科目を選ばなければいけません。大学入試は大学によって受験科目が違います。どこでその情報を仕入れるべきなのか、どの情報が正しいのか、正しい手段で正しい情報を入手できるよう準備が必要です。
いざ高校2年生(3年生)になり将来やりたいこと、進学したい大学が決まったときに「現在、学校で受講している科目ではこの大学は受験できないのですがどうすれば・・・」といったお声をいただくことが多数あります。そういったリスクを回避するため、早いうちから大まかな将来の方針を決めるためにも正しい情報を手に入れられるようにしておかなくてはいけません。

一般的に高校2年生の秋から受験勉強を開始していきます。当然、ここまでに志望校が決まっていないと受験で必要な科目も決まりません。
いざ受験校が決まっても今度は「受験勉強とは何をいつまでに勉強すれば良いのか」も正しい知識が必要になります。こちらに関しても正しい情報を入手できる術が重要です。

 

日々の高校生活では毎日小テストがあり、部活動も遅くまであって帰宅が19時を過ぎることも・・・
ここまで大変そうな事ばかりお話してきましたが高校生の学校行事は生徒による裁量が大きくなり、皆さん楽しそうに行事に参加していますので、楽しむところは思う存分高校生活を楽しんでくださいね。

高校3年間は長いようであっという間です。高校1年生から計画的に行動することで、みなさんの高校生活がより一層充実したものになるかと思います。未来の自分を、理想的なものにしていきましょうね。

個別指導アクシス五日市校責任者 内田和秀

個別指導アクシス大町校責任者 波田健介