【いよいよ年末!受験前の負のメンタルコントロール】Vol.13

受験が近くなってくると、模試結果で一喜一憂したり、些細なことが気になってきたりします。アクシスでも、「うまくいかなくて落ち込む」、「なんかイライラする」とマイナスの感情についての相談をよく伺います。
日々の学習がうまくいかないときには、成績や模試結果などのデータを踏まえて日々のやっていることを見直し、計画を立てなおすことが必要です。ただし、同時に「メンタル(感情)のコントロール」にも取り組んでいくことをお勧めします。

まず、自分の感情をコントロールするのに一番大事な原則ですが、イライラや落ち込みを「抑える」のではなく、「うまく付き合っていく」と考えることです。過去に色々な科学者・研究者が感情について分析しましたが、「感情を抑えこんでうまくいくことは無い」と言われます。そのため、何をすれば「この感情が自分に悪さをしないか」、「起こりにくくなるか」を探しましょう。

付き合っていくための方法として、今回は3つおすすめします。

 

①体を動かす!
人は落ち込んだ時、そのことばかりを考えて、悩めば悩むほど不安が押し寄せてどんどん気分が落ち込んでしまいがちです。
体を動かすことの最大のメリットは、単純に「何か別のやること」を与えてくれることにあると思います。
10秒深呼吸をする/5分散歩やウロウロしてみる/立ち上がってみる/伸びやストレッチをする/大声を出してみる/筋トレをする/貧乏ゆすりをする/その場ダッシュする、など。
「心と体」は密接につながっており、体を動かすことが心のもたらすポジティブな効果は実際に医療などの治療の現場でも利用されています。

②勉強する場所や環境、時間にタイミングを変えてみること
うまくいかない、やる気がでない、そんなときには単純に「場所を変えてみる」ことをお勧めいたします。
例えば、集中力が切れたら隣の席に移動して50分頑張る/晩御飯のあとが難しいときは、お風呂あがりにする/夜疲れて寝てしまうとき、朝に行動する/スマホを触ったと自覚したらスマホのない環境へ移動する、など。
外出が必要なわけではなく、家の中の移動でも効果はあります。アクシスでも自習中の生徒が、集中力が切れたら受付で少し話をしたり、別の自習席で再度取り組んだり、意識的に場所を変えている光景をよく見かけます。

③感情を言葉にすること
負の感情を持っているとき、私たちはそれを「抑えなければならない」と思ってしまいがちです。
しかし、負のメンタルとうまく付き合うには、いやなことがあったき、それを感じながらストレスを抱え込むよりも、逆にその感情を言語化し、ネガティブな感情を口にすることで気分が落ち着き、恐怖やイライラを抑える効果もあるといわれています。
今の感情を口に出す/ポジティブなことばを口癖にする(私は「ワッショイ」と言います!)/友人や保護者、学校や塾の先生、信頼できる人に自分の感情を聞いてもらい、励ましを言ってもらったりする、など。

 

今回紹介した3つですが、できそうなことはありましたか?
感情とうまく付き合うのに大事なことは、やる気が出るまで待たず、色々と動いてみることです。そして「2週間(~2か月)はルール化して続ける」ことで、定着すると言われます。他にもありますよ!ぜひ色々と試してみてくださいね!

個別指導アクシス海田校責任者 中村有裕