広島なぎさ高校 研修旅行その3「冬季コース」
広島なぎさ高等学校の高校2年生(5年生)の研修旅行では、国内外の様々な場所にコースごとに出かけ、自然やそれらと関わり生きている人々、そこで生まれた文化(異文化)に触れ、学び、様々なことについて考える機会を設けています。
学んだこと、考えたことを互いに語り合い、共有することにより、「人・自然・社会」とのつながりを捉え直し、この世界でどのように生きるのかについての考えを深めています。
同校では研修旅行を夏季、秋季、冬季に分けて実施しているとのことで、今回は第3回目として同校の「冬季コース」をご紹介します。
■研修旅行 その3「冬季コース」
冬季コースは次の2コースから選びます。どちらも冬ならではの体験ができるのが魅力的です。
H 北海道
スキー体験コース
雪質のよい北海道でのスキー合宿を通し、各自の技量に応じたバッジテストの合格という目的意識を持つことで、生徒相互の連帯感や達成感を創出する。
北海道 プルークボーゲンの練習
<参加した生徒さんの感想>
この研修旅行を通して1番に学んだことは、「人(仲間)との交流」です。
初日のウポポイでは、地域の人々が協力して失われつつあったアイヌ独自の文化を後世に遺していこうと努力したことがわかり、とても感動しました。スキー研修では、班員全員ほぼ初心者でしたが、最後には勾配のきつい坂でも落ち着いて対応し、スピード制御もかなり上達しました。僕達が短期間で成長出来たのは、インストラクターや班員と積極的に意見交換をしたからだと思います。他者からの意見を取り入れることで、自分自身の成長に繋げることができ、スキーがとても好きになりました。
今後も様々な場面で、人と積極的に交流し合って互いを高め合える関係になりたいと思います。最高の6日間をありがとうございました。
I 越後妻有
雪国の暮らしにゆったりひたる旅
豪雪地帯で生きる人々の生活力を体験することで人と人、人と自然のあり方について考える旅。雪、地滑りなど日本でも有数の厳しい自然条件の中で暮らす人々の生活様式を体験する。また、地域の風景を背景にした立体芸術制作をする国際的な企画として「大地の芸術祭」がここで開かれているが、そうしたプロジェクトを通して地域に根付こうとしているアートを体験する。
越後妻有 ライトアップしたかまくらで記念撮影
<参加した生徒さんの感想>
今回の研修旅行では初めて民泊を体験し、雪国での暮らしの工夫を学びました。民泊先は自給自足の生活をしていて、自然に寄り添った暮らしの良さを実感することができました。その地域は過疎という問題を抱えているけれど、それを感じさせない人々の心の温かさや力強さに胸を打たれました。そして大地の芸術祭では、地域住民の方々の協力のもとに素晴らしいアート作品が成り立っていることに気づかされました。この貴重な旅を心に刻んで日々の生活に活かしていきたいです。
バリエーション豊かな広島なぎさ高校の研修旅行、いかがでしたか。
どのコースも普段できない貴重な体験ができたようですね!
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※広島なぎさ中学校・高等学校のパンフレットをご覧いただけます。