なぎさ中学校 「命の授業」生きること、生かされていること

広島なぎさ中学校では人間力の育成を目指す特別授業を行っています。
「人間科」の授業は中高6年を通じて行われ、私たちを取り巻く社会課題や命の尊さなど17のテーマについて学びます。

今年6月に行われた人間の授業では妊娠や出産について触れ、誰もがかけがえのない命であることを実感する体験となりました。
ここではその一部をご紹介します。


この日、助産師の方を講師としてお招きし、妊娠、出産の現場で起こる様々な事柄について話を聞きました。
授業ではお腹の赤ちゃんの心音を聞いたり、出産の様子が写された記録動画を見たりしました。授業が進むにつれて、生徒さんたちは次第に真剣の表情になっていきます。

妊娠中のお母さんの体の変化を知る妊婦体験。
生徒たちが妊婦体験ジャケットを着用しているところです。

妊娠中のお母さんの体重の変化は10キロ前後。
「赤ちゃんは少しずつ大きくなって、だんだん重くなっていくんですよ」と助産師から説明を聞きました。

実際の大きさに近い赤ちゃんの人形を抱っこしています。
この日の講演では妊婦さんや、赤ちゃんを連れたお母さんのお話も聞くことができました。

お話しされた5名の助産師の方。
毎日、命を預かる現場では働いている専門家です。

人間の授業では妊娠から出産までの様子を知ることで、一人ひとりが自分の命について考えます。
命を授かる奇跡に気付き、今生かされていることの尊さ、素晴らしさを改めて認識するきっかけになったのではないでしょうか。

同校の人間科では人としての生き方、考え方を育てる、充実したカリキュラムが組まれています。

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